さて、師走も近づいて来ましたね。この時期になると、昔は大量の年賀状を作ったりしましたよね。

 

特に大手企業の会社員だった私の父を助ける母は、いつも数百枚の宛名書きに四苦八苦していた覚えがあります。

 

子供心に、大人は大変なんだなぁ、とか、そんなに嫌なら止めればいいのに、とか勝手に考えてました。

 

そんな子供心の通り、今ではプリントアウトも簡単に頼めるようになり、また特に若い方はメールやSNSなどでの簡単な挨拶が多いかと思います。

 

それでも、元旦の朝のポストに年賀状が入っているのを見つけた時は、やはり心がほっこりする方も多いのではないでしょうか。

 

親しい親戚や友人、またはしばらく連絡のなかった方からの年賀状には、近況報告や大事にしている家族や子供の写真、手描きの素敵な絵など、年賀状には沢山の顔があり、その一枚の紙に込められている思いは様々だと思います。

 

そして、手の込んだ年賀状を貰った感覚は、やっぱり特別なものです。

 

さて、私の経験では、学生時代に特に仲の良かった友人から、会わなくなって数年後に届いた年賀状が衝撃でした。

 

どこからスキャンしたのか、昭和世代には懐かしい、プリントゴッコで作られたとみられる、不気味でクラシックなフランス人形の絵、斧を持った死神の絵、ドクロ、などが真っ黒にはがき一面を覆い、そしてさらには真っ赤な絵の具で血糊が散りばめられ、添えられた文章は、「久しぶり、元気にしてる?私は相変わらずです。今度いつか一緒にお茶しようね」

 

え、、、これって、好意?悪意?

 

この、母親もビックリしていた、「黒年賀状」(と命名)ですが、数年に渡って、絵柄を変えて送られ続けました。

 

でもやっぱり、込められたメッセージは至って普通。

 

でも後にも先にも、返事を出せなかった年賀状はこれだけです。"